My mother passed away due to cancer on July 11, 2021.
久しぶりの投稿がこのような内容で申し訳ないのですが、以前から癌で闘病中だった母が2021年7月11日に82歳で永眠しました。このご時世のため、葬儀は近親者のみで済ませました。
子どもの頃を思い出すと、親の死はいつか必ず訪れるものであり、ノストラダムスの大予言よりも恐ろしい「その日」でした。親が死んだら自分はどうやって生きていけばいいんだろう?少年だった時分はそう思っていましたが、大人になるにつれ様々な死別を体験し、自分も死にかけ、さらに子どもも産まれると、いつの間にかそういう感覚も無くなっていました
今年の2月に癌の疑いがあると宣告された時も、恐ろしいというよりは「その日」をどう迎えるか準備してきた、というのが正直な心境です。そして6月末からはいよいよ「お看取り期」に入り、しばらくは自宅と母のいる施設の往復でバタバタしてました。
遺影は、2019年に僕が劇伴で関わった岸惠子さんの舞台のもの(を見事に葬儀業者が加工してくれました)。母がファンだったので、千葉公演に両親を連れて行きました。この時すでに母の身体も認知能力も弱りはじめていて、僕としては最後の親孝行のつもりだったので、悔いを残さずに母を見送れました。
この写真、親族からなぜ岸惠子さんがセンターじゃないのかというツッコミが来ましたが、他の写真はセンターでした。記憶はおぼろげですが、おそらく岸惠子さんが気を利かせ、母を中心にしてくれたのだと思います。
こうして見送りを終えたらどっと疲れが出てきましたが、これで子安家も世代交代して、自分たちの世代がこの家を仕切ることになります。大変なのはむしろこれからで、四十九日、仏壇、墓、遺品の整理…気が遠くなりそうです。
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